2014年7月18日金曜日

タイリーグ所属の日本人サッカー選手選抜 対U-23タイ代表戦 観戦レポート

今回は、「U -23タイ代表 vs TPL日本人選手選抜(Japanese All Stars)」です。

タイでプレーする日本人選手


7月16日、バンコクのラチャマンガラスタジアムにおいて、U -23タイ代表が9月に韓国で行われるアジア大会に向け、タイリーグ日本人選抜チームと強化試合を行いました。

日本人選抜は、チョンブリーFCを指揮する和田昌裕氏が監督として指揮を取り、今回選ばれた選手は下記の通りです。

TPL日本人選抜(Japanese All Stars)チーム

櫛田 一斗    チョンブリーFC
馬場 悠企    チョンブリーFC
茂庭 照幸    バンコク・グラスFC
大久保 剛志  バンコク・グラスFC
船山 祐二    アーミー・ユナイテッド
加藤 友介   サムットソンクラームFC
西 紀寛   ポリス・ユナイテッド
カレン・ロバート  スパンブリーFC
片野 寛理  オーソットサパーM 150サラブリー
猿田 浩得  シンタールアFC
東風 淳   パタヤ・ユナイテッド (ディビジョン1)
宮澤 勇樹  シーラチャー・バーンブンFC(ディビジョン1)
黒部 光昭  TTM カスタムズFC(ディビジョン1)
佐藤 祐介  プーケットFC(ディビジョン1)
小島 聖矢  アユタヤFC(ディビジョン1)
弦巻 拳東  アユタヤFC(ディビジョン1)
高橋 延仁  アントーンFC(ディビジョン1)
金古 聖司  アントーンFC(ディビジョン1)

先制された直後、猿田選手が同点弾、前半1-1

試合は、途中雨も降りましたがピッチコンディションはまずまずで、シーズンの最中にも関わらず、日本選抜は元気に走り廻ります。

先制したのは、タイU-23代表で、22分左サイドからドリブルでペナルティエリア手前に持ち込んだ選手に気を取られ、中央に居たポッカオ(Pokkhao)選手へのパスに対処できず、素早いミドルをゴール右に決められます。キーパーはまったく動けませんでした。

28分には日本が反撃。パスを繋ぎながら前線にボールを運び、加藤選手からダイレクトに猿田選手へパスを出し、二人の選手がマークに入りますが、その股を抜いてGKが守る狭いサイドに見事なゴールを決めました。

この試合、小柄な猿田選手は結構はげしいマークに何度も倒されますが、さすがタイの現役選手の中でもおそらく最も長くプレーしているだけあって決めるところは決めてくれます。

日本人選抜は普段と違いすべて日本語で指示を出せるため、選手もやりやすそうに見えます。またこれも日本人同士だからどうかわかりませんが長くきれいなパスを何度もつなげてチャンスを作りますが、前半は1-1のまま終了。

U-23タイ代表にリードされるも、馬場・黒部の連続弾で勝利。

後半に入ってしばらく膠着状態が続きますが、66分右サイドでボールを受けたチャダーロン(Chadaaron)選手が、1人でペナルティエリアまで持ち込み、最終ラインで上手くパス交換をして最後はG Kの東風選手を交わしてゴール、2-1と再びU-23タイ代表がリードします。

80分には中央でボールを持ったカレン・ロバート選手が、ペナルティエリア手前までドリブルで仕掛けて右サイドの馬場選手にパス、右足で切り替えして左足でシュートしたボールはGKの手をはじいてゴール右上に吸い込まれました。2‐2。
二点目を決めた馬場選手

そして今度はその1分後、船山選手が蹴ったコーナーキック(CK)を、ゴール前に居た黒部選手がヘッド決めて3点目。結果2-3で日本人選抜の勝利で終了。

三点目を決めた黒部選手(写真奥)と、片山選手

できればタイのU -23あたりは5-0で沈めて欲しかったのですが、シーズン中ということもあり、あまり無理も出来なかったのでしょう。個人的にはベテラン選手を中心にいい試合が観られたと思います。

最後に残念だったのは、日本人の観客が少なかったこと。情報発信をしているにも関わらず伝え切れない責任を感じており、これからもバンコクの媒体と協力して、タイでこんなに素晴らしい試合が観られることを広めて行きたいと思います。


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