2014年7月25日金曜日

岩政大樹選手も下地奨選手も揃って欠場・・・BEC TERO vs エアフォース戦 観戦レポート(2014年・第24節)

バンコク在住の会社員によるタイ・サッカープレミアリーグの観戦レポートです。

今回はタイプレミアリーグ(TPL)3位のBEC TEROサーサナFC(以下BEC TERO)と、18位のエアフォースセントラルFCの試合(2014年7月20日、第24節)です。

(BEC TEROサーサナ側の応援スタンドには、日の丸も)

普段なら簡単なチーム紹介をさせて頂くのですが、この2チームは語ることが結構あるため、別途機会を設けて詳しく説明させて頂くことにしますので、今回は割愛します。あえてひとつだけ説明するとすれば、「BEC TERO」 は、”ベック・テロ”ではなく、”ビー・イー・シー・テロー”と読んでくださいということでしょうか。

今回、この試合を選んだのは、皆様ご存知の通り、BEC TERO には、下地奨選手岩政大樹選手が所属しているからです。

まさかの・・・岩政選手と下地選手が揃って欠場。

しかし、岩政選手は累積警告(スタッフの話ではイエロー4枚?3枚ではなく)で出場停止、また、下地選手もベンチに入っておらず、BEC TEROの日本人選手2名は欠場でした。

一方のエアフォースにも日本人選手がいないため、試合が始まる前から私の興味も薄れてしまいました。

日本人選手が不在の試合ですが・・・

BEC TEROサーサナのサポーター

試合は、エアフォースが最終ラインを分厚くして常に4-5人の選手がゴール前をがっちり固めており、BEC TERO は中盤をあまり作らず、長い縦パスや中盤からゴール前にボールを放り込んで、17番でアフリカンのギルバートや、10番でモンテネグロのラドミール・ジャドウィックがそれを追うのですが、フォローが殆どなく決め手に欠くという展開が続きます。


(写真(赤いユニフォーム):ギルバート選手/BEC TEROサーサナ所属)

BEC TEROには、今年Jの清水エスパルスの練習に参加したチャナティップ選手(Chanathip Songkrasin)という若いエース級のタイ人選手がおり、決定機を作ることの出来る選手でもあるのですが、彼にボールがまったく渡らず、受けに行ってもうまくパスが繋がっていかなかったためか、結局チャナティップ選手は途中交代することになります。


(写真:チャナティップ・ソンクラシン選手/BEC TEROサーサナ所属)

一方のエアフォースは、どこかの国の基本国防戦略のごとく専守防衛に徹して、攻撃といえばたまにカウンターで相手ゴールに向かいはするのですが、攻撃にかける余裕がないため、こちらも決定機をほとんど作れないという有様。

ただでさえ日本人がいない試合で応援をするほど思い入れもできず、ただ時間が経っていくという状態でした。

GKの下手な演技と、ベンチの野次にイエロカードなど。

おまけに、エアフォースのGKがゴール前で混戦があるたびに、審判へのアピールのために痛がる振りを、それも素人でもわかるような大げさなジェスチャーで繰り返すというつまらない試合が続きます。



さらに片方のベンチから審判に向かって汚い野次が飛ばされたため、ベンチにいた1人のチームスタッフにイエローカードが出されたり、激しいチャージで選手同士が揉みあいを起こすなど、試合とは関係のないところで小さな盛り上がりがあるのみでした。

結局、BEC TEROは、ゴール前まではボールを持ち込むものの最後の一発を放てるような駒がないため、そのままホイッスルで試合終了です。


試合後、下地奨選手と。

試合後、下地選手を見つけ写真を撮らせてもらいました。

(写真:下地奨選手/BEC TEROサーサナ所属)

この試合に引き分けたことで、BEC TERO は3位から4位に転落し、チョンブリFCが3位浮上しました。

本当に内容がつまらなく退屈な試合でした。岩政選手と下地選手を欠いた影響で、極端に守備的にはならなかったとは言え、微妙に攻撃と守備とのバランスが悪く、相手の人数を掛けた守備を崩すことが出来なかったのでは無いでしょうか?

次回2人が揃う試合が楽しみです。

次はムアントン戦ですが、もしBEC TERO が勝てば、上位4チームが混戦になること間違いありません。

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