2014年10月13日月曜日

観戦レポート バンコクグラス×チェンライユナイテッド2015年10月13日

バンコク在住の会社員によるタイ・サッカープレミアリーグの観戦レポート

今回はFAカップ準決勝B G FC(バンコクグラスFC)×チェンライ・ユナイテッド(2014年10月4日)です。

チェンライユナイテッド


バンコクグラスFC(BGFC)

ラチャマンガラスタジアムで行われた今日の試合は準々決勝でムアントン・ユナイテッドを2-1で退けたB G FCは同じくバンコクFCに1-0で勝ったチェンライ・ユナイテッドと対戦、リーグ戦では8月に入ってから勝ち越していない両チームだが、初の FAカップ優勝を目指して気合が入っているのが試合前から感じられた。B G FCは茂庭選手が、チェンライは村上一樹選手が先発メンバーに登録されており、大久保選手はベンチ入りで杉本恵太選手と小川圭祐選手は残念ながらベンチ入りしていなかった。


チェンライが激しい攻撃を仕掛ける


前半は主にチェンライが押し気味で展開していく、B G FCのフォーメーションはボランチを配した5-3-2、チェンライもツートップは同じだが、トップ下に1人を置いた4-3-1-2(変則的な4-3-3という感じ)という配置、お互いに負けられない試合とあって開始そうそうから激しくぶつかり、茂庭選手も村上選手も相手に容赦ないチャージを仕掛ける。


チェンライは右サイドから9番のシティパンが角度の無いところからのシュートや22番のピチットポンのセットプレーからの攻撃でB G FCゴールに迫り、さらに14番のレナンと7番レアンドロのブラジルコンビが決定機をつくりますが、どれも得点には繋がらない。守備では茂庭選手が14番のレナンを徹底にマークして対人能力の高さを見せつけた。

B G FCは昨年FC岐阜でプレーした20番バージェ・イリオスキと22番ダルコのマケドニアコンビに加え11番ナミビア人のラザラスが何度もチャンスを創っていく、ラザラスはM Fの登録ですが、いかにもタイで好まれるタイプのストライカーで現在TP L得点王のラチャーブリでプレーするヘベルチと同じようなプレースタイルで、どちらも上背こそ無いもののスピードがあり、自らドリブルで切り込むこともあれば、少しでも前が空けばミドルシュートを狙うところなども似ている。


やや優位に試合を進めていたチェンライですが、徐々に攻勢に出てくるB G FCに対し中盤からロングボールを前線に放り込み何度か B G FCゴールを狙いに行き前半終了直前にはセンターライン付近から大きく蹴り出されたボールの処理にもたついたB G FC 21番ジェサダコーンからレアンドロがボールを奪いペナルティエリアでフリーのレナンにパスを出し決定的な場面を作るが、茂庭選手が身体を張ってシュートを打たせずピンチを凌ぐ、さらにチェンライはその後同じような展開で2本のシュートを放ちますが、ゴールの枠は捉えられずそのまま前半は終了。

B G FCが反転攻勢に

後半に入ると今度は B G FCの動きが良くなりボールの支配率を上げて相手陣内でのプレーが増え50分には11番ラザラスがゴール前の混戦でうまく相手 D Fの間隙を縫ってボールを運びシュートしたがゴール左に外れ、55分には自陣最終ラインからフィードされたボールにキャプテンの29番チャトリーが相手D F2人を背負いながらも、うまくかわして後方から走りこんで来たラザラスにパスすると完全にフリーになるがシュート直前にカバーリングに入ったキアットプラウットが乱暴なレイトタックルで止めるがこれはノーホィッスル、P Kを取られても仕方ないプレーだった。

この頃からチェンライは前線と守備が間延びしてしまい中盤をB G FC抑えられてしまったためチャンスを潰すために無駄なファールを犯し、また前線で張っているバージェに簡単にパスを出す機会を与えてしまう。そして63分、B G FCは自陣中央辺りからぽっかり空いたチェンライの中盤で待っていたダルコにボールを出しそのままドリブルで上がって行くとやや高めのチェンライ守備陣の裏にスルーパスを出すとスピードを上げて来たラザラスが受け、D F2人のマークを受けるが豪快なシュートでゴールネットを揺らした。その後もB G FCはラザラスや途中から入った2番ワサーンが次々とシュートを放ち追加点を狙うものの村上選手のカバーリングとチェンライG Kのインタラットの攻守に阻まれる。

大久保選手がピッチに入り追加点を狙うB G FC

80分ついにB G FCはバージェに替えて大久保選手を投入、自らのスピードを生かすべく右サイドを中心にスペースに入りチェンライの守備陣を撹乱する。中盤の攻防で劣勢に立たされたチェンライは単発の攻撃を何度が仕掛けるが前半のような攻撃が出来ずそのまま時間が経過していく中、81分にチェンライD Fがセンターライン右サイドからB G FCの中盤 4人の頭上を越える大きなボールを出すと相手ゴール前で3対3の状況から13番ナンタワットがトラップし後ろのレアンドロにボールがフリーで渡る。B G FCの選手が慌てて戻る前に反転したレアンドロが右足を振りぬくとG Kナリット懸命に手を伸ばすが届かず同点のゴール!




その後どちらも決定機を作ることが出来ず延長に突入、日本人 3人は 90分を過ぎても守備に攻撃に献身的に動くのだが、29°C近い気温の中、両チームとも徐々に動きが鈍くなり思い切った攻撃よりも負けないため得点させないことに注力したことによって決め手を欠き120分戦い同点のままP K戦に突入する。


最後はP K戦で決着!

P K戦は 4人目までどちらも外すことなく先攻のチェンライ5番目のキッカー、29番のキアットプラウットの番です。彼は蹴る直前まで迷ったのか中途半端なキックは G Kナリンのほぼ真正面に行ってしまい止められてしまう。B G FC最後のキッカー16番ボーディンは落ち着いてゴール左に蹴りこみ5-4でB G FCが決勝進出を決めた。

10月5日、同スタジアムでスパンブリFCとチョンブリFCの試合が行われ、0-1でチョンブリが勝利、決勝はバンコクグラスFCとチョンブリFCの対戦となった。

尚、試合後ツィッターやFacebookでは試合結果がP K6-5と発表されたが、実際には両チームとも5人ずつしか蹴っていない、したがって1-1(P K5-4)が正しいスコアである。(P K戦のフル動画があるのでそれを観て頂きたい)

P K戦ノーカット動画 タイFAカップ準決勝 バンコクグラスFC×チェンライ・ユナイテッド




Facebookとtwitter始めました。
タイフットボールチャンネル


 タイフットボールチャンネルFacebookページ   タイフットボールチャンネルtwitterページ

タイプレミアリーグ 茂庭照幸 大久保剛志 チェンライ・ユナイテッド 杉本恵太 村上一樹 小川圭祐

2014年10月7日火曜日

観戦レポート オーソットスパー サラブリ×チェンライ・ユナイテッド

バンコク在住の会社員によるタイ・サッカープレミアリーグの観戦レポート


今回はTPL(タイ・プレミアリーグ)12位オーソットスパー・サラブリと7位チェンライ・ユナイテッドの試合(2014年8月27日、第31節)です。






今回オーソットスパーのホームゲームですが、スタジアムはラチャマンガラ国立競技場を使用しての対戦となったわけですが、本来オーソットスパーのホームスタジアムはバンコクからさらに北にあるサラブリスタジアムで、メインスポンサーはタイでは栄養ドリンクとしよく知られているM-150と言うブランド、このチームには過去多くの日本人がプレーしており、タイ・プレミアリーグ初の日本人プレーヤーもこのチームと契約しています。


現在は2011年からギラヴァンツ北九州で活躍した片野寛理選手(背番号21番)が2011年からプレーしており、今年で4期目と守備の要でチームの中心選手でもあります。もちろんこの日も先発出場、チェンライ・ユナイテッドは杉本恵太選手がベンチ入りしておらず怪我から復帰した村上一樹選手が先発、小川圭祐選手はベンチスタートです。






ブラジル人が鍵を握った試合展開

オーソットスパーはブラジル人の26番FWのアロン(今期9得点)コートジボワール人で11番MFのアントニー(8得点)、タイ人のエース20番FWのチャヤナン(7得点)の3人が、チェンライ・ユナイテッドドはブラジル人の14番FWのレナン(10得点)と7番FWのレアンドロ(9得点)が攻撃の核となっており、総得点は両チームとも47点、総失点はチェンライ39点、オーソットスパーが40点とほぼ同じでリーグ内で平均的な数字ですが、勝負どころの得点と失点が7位と12位という結果に影響しているようです。

先手を取ったのはチェンライ、14分中盤でボールを奪い9番チョークラップがドリ
ブルで上がって行き、左サイドの20番ウィリアンがゴール前にクロスを出すとレナンが倒れこみながら頭で合わせてゴール、出したウィリアンも飛び込んだレナンもドンピシャの得点でした。さらにチェンライは攻め続けコーナーキックからゴール前の29番キアットプラウットのヘッドは右に外れます。しかし、25分に村上選手のファールでフリーキックのチャンスすを得たオーソットスパーは14番アディサックが蹴ったボールはゴール右で待っていた10番ジェッサダーのヘッドで同点にしました。それでもチェンライはサイドから攻撃でチャンスを作りますが、GKの好守によって無得点で前半は終了。



後半は立ち上がり51分にオーソットスパーのアロンがチェンライDFの隙をついて左サイドからノーマークシュートを放ちゴール左隅に決め2-1、その1分後にはセンターサークルから一気に攻め上がって20番FWのチャヤナンが右足で豪快に蹴り込んで3-1と一気に引き離します。


2点差から猛攻で追い上げるチェンライ・ユナイテッド

対するチャンライはこれで目が覚めたのか58分にはミドルレンジからのシュートや63分DFのクリサディーのクロスに途中交代で入った13番FWのナンタワットが相手DFともつれ合いながら身体を投げ出してゴールを狙うがDFにクリアされてノーゴールとチャンスを逃します。69分左サイドからのパスにレアンドロがペナルティエリア内で右足を上手く使い2タッチでDFをいなしながらGKの頭をフワリと越えるループで技ありのゴール、これで3-2と1点差に詰め寄ります。


終了間際まで諦めなかった結果ついに・・・

オーソットスパーも77分にフリーキックのチャンスから直接ゴールを狙いますが、これはGKがパンチングでセーブ、80分にチェンライは3番クリサディーに変えて16番FWのチャトチャイを投入、なんとしても追加点を狙いに行く、ここからチェンライは波状攻撃で攻め始め、83分には20番ウィリアンが左サイドからのパスに反応するがタイミングが合わなかったため打ったシュートは弱くGKがセーブ、85分にはレアンドロのクロスがゴール前に上がりGKの届かない位置に飛ぶがこれは片野選手が頭でクリアするなどほとんど休む暇を与えず攻め続けるチェンライ、そして諦めなかったチェンライはついにロスタイムに入った92分右サイドからのコーナーキックに29番DFのキアットプラウットがファーサイド高い位置からのヘッドはついにゴールを割って3-3の同点として試合終了





両チームとも力を出し尽くしたゲームで大変見ごたえのある試合でした。不用意なファールにより相手にチャンスを与える場面も見られたが片野選手、村上選手ともによく動き存在感を示しており、リーグ終盤に向けてさらに活躍してくれるものと思います。
    
Facebookとtwitter始めました。
タイフットボールチャンネル


 タイフットボールチャンネルFacebookページ   タイフットボールチャンネルtwitterページ

タイプレミアリーグ 片野寛理選手 チェンライ・ユナイテッド 杉本恵太 村上一樹 小川圭祐

2014年9月25日木曜日

観戦レポート 日本人選手3人出場の バンコクFC×クラビFC TPL第26節

バンコク在住の会社員によるタイ・サッカープレミアリーグの観戦レポートです。

今回はDivision1(タイの2部リーグ、以下D1)のバンコクFCとクラビFCの試合(2014年8月16日、第26節)です。

今日の試合はバンコクFCのホーム、バンモットスタジアムで行われました。このスタジアムがあるのはバンコクからチャオプラヤー川を越え南西に位置しているチョームトーン区バンモット地域で通りを挟んだ向いにはタイムス紙の高等教育ランキングではタイで唯一400位以内に選ばれたキングモンクット工科大学(351位-400位)があります。



両チーム合わせて3人の日本人がプレー

バンコクFCは1998年に設立されたバンコク・ブラボーFCを前身としており、オーナーはタヤ・テプスワンという地元では有名な政治家で監督はパイロー・ボーウォンワッタナーディロックであったがこの試合二日前に解雇され、セルビア人のミロシュ・ヨクシッチがこの試合から指揮を執ることになった。メインスポンサーはM2F(Monday to Friday)というネットを主体としたメディアであり、過去に在籍した選手には過去にスパンブリーFCでプレーし、現在チョンブリFCの馬場悠企選手や、オーソットスパーでプレーした山本寛幸選手も在籍していました。





クラビFCは2009年創立というタイ南部でプーケットの近くであるクラビ県を本拠とする若いチームでメインスポンサーはエア・アジアとピピ・カバナホテル、このホテルは映画「ザ・ビーチ」で有名になったピピ島にあり、経営者は県の有力政治家としてもその名を知られているソムキット・キティトーンクン(Somkiat Kittitornkul)氏でチームのオーナーでもある。





クラビFCにはラヨーンユナイテッドから移籍した前田遼平選手が在籍しており、先発メンバーに登録されていました。またバンコクFCも橋本卓選手と能登正人選手が先発と両チーム合わせて3人の日本人がプレー、海外でこのような試合を毎週のように観られるのはタイだけでしょう。

バンコクFCは橋本選手がセンターバックのポジション、能登選手はサイドハーフのようなポジション取りでワイドに展開、本来の主戦場であるセンターではなく右に左に位置を変えて攻撃参加を試みるが、得意ではない役割のようで上手く味方との連携が取れません。対するクラビFCは前田選手が守備的なMFとしての位置取り、攻撃は9番のブラジル人、エリヴァウドが最前線に張り付いています。

**攻めながらも先制されるバンコクFC**<span class="fs-1"></span>

試合開始直後からバンコクFCは速い展開でボールを廻して行くのですが、クラビの守りは堅くなかなか崩すことが出来ません。

逆にクラビはカウンターで得点を狙いに行くのですが、橋本選手を中心としてそれを許しません。





そんな中クラビFCが先手を取る。21分、左サイドから展開しバンコクFCの守備の間隙をついてクロスが出されそれをペナルティエリア手前に走って来たエリヴァウドが受け、一度反転してシュートしたボールはゴール右下に決まります。

しかし、失点したバンコクFCはその直後の26分右サイドの混戦からごからやや右寄りに走りこんで来た橋本選手にバックパス、そのボールを橋本選手はワントラップし、右足でペナルティエリア内にふわりと浮いた球を出すとオフサイドギリギリのタイミングで飛び出した21番エカシットが右足で押し込みゴール、橋本選手の完璧なタイミングのアシストで同点となる。



能登正人選手

さらに29分バンコクFCはペナルティエリア内で40番ワニットがシュートをするもクラビDFに当たりノーゴール、バンコクFCは相手陣内で主導権を握るが前田選手の献身的な守備もあり追加点を阻止します。

そして前半終了直前の47分にクラビFCは右コーナーアーク(コーナーキックを蹴る場所)付近からのフリーキックからゴール前にいた31番ブリキナファソのジャン・マイケルが頭で合わせて方向を変えゴール、再びクラビが2-1とリードして前半は終了。

後半開始直後からバンコクFCが攻めるのですがお互いラフプレーが多くなり、選手同士がもみ合いになるなどタイサッカーの悪い面が出始めます。

さらにリードしているクラビの選手による時間稼ぎのプレーも増えたことにより度々試合が止まる場面も見られました。





同点にされることを恐れて徐々に守備的になって行くクラビFC、能登選手を初めさらに攻撃を仕掛けて行くバンコクFC、両チームともにシュートは打つものの決定的なチャンスを作ることが出来ず時間は過ぎていきます。

70分には単調な攻撃に変化を付けるため両サイドを動き回っていた能登選手を交代させます。

終了間際に追いついたバンコクFC

どちらも得点することはできずそのまま試合終了かと思われた94分、バンコクFCはセンターサークル付近からDFの選手がクラビのゴール前にロングボールを出したところ、ペナルティエリア内で9番のヴァルチ・ジュニアとマークに入ったクラビのDF2人が交錯して倒れたのをファールと判断しペナルティキックが与えられ、それをヴァルチ・ジュニア落ち着いて決めて2-2の同点として試合は終了。





バンコクFCは監督が交代したばかりでしたが戦術理解度はともかく、それなりに戦えていたと思います。ただし、他の選手もそうでしょうが、能登選手をはじめ本来のポジションで使われていないことなどが今後の課題でしょう。

Facebookとtwitter始めました。
タイフットボールチャンネル


 タイフットボールチャンネルFacebookページ   タイフットボールチャンネルtwitterページ

タイプレミアリーグ 能登正人 橋本卓 前田遼平

2014年9月18日木曜日

JとTPLにおける得点ランキングから見えること

バンコク在住の会社員によるタイサッカー情報、今回は助っ人外国人についてです。

下記の図ですがTPL(タイプレミアリーグ)とJ1リーグの得点ランキングです。名前とチーム名はここでは重要ではありません。ですから名前やチームがまったく分らなくても大丈夫です。

ちなみに1位のヘベルチという選手、実は元Jリーガーでザスパ草津やベガルタ仙台でプレーした経験があり、日本ではJ1、J2あわせて2年で5得点しか出来なかったのですが、タイではどうどうの1位、これが即Jリーグとタイのリーグの実力差、つまりJで活躍できなかった選手でもタイでは十分通用する=タイサッカーリーグのレベルが低いということではありません。



ポイントは何かというと背景が青いのが外国人選手、白いのが自国の選手(TPLはタイ人、Jリーグは日本人)を表しています。なんとTPLはランキング10位以内にタイ人が1人もいません。(5位の下地選手はタイではもちろん外国人です)1人もいないということは少なからず驚かざるを得ません。

そしてこちらはJ1の得点ランキングですが、7点以上取った選手13人のうち外国人は5人、日本人はなんと8人もいます。




こちらはJ2の得点ランキング、8点以上取った選手15人のうち外国人はたった5人、ここからわかることはタイのプロリーグにおいては攻撃に関する外国人への依存度が異常に高いということです。

このようなデータを出すと黎明期のTPLと成熟してきているJリーグとは違うと言う意見や、また現在のタイプレミアリーグは資金が豊富で(この件に関しては都市伝説のレベルです)Jリーグより良い条件で外国人を取れるからと言う方もいるかも知れません。が、下記の表を観て頂ければそうでないことがわかります。

Jリーグが始まった1993年~94年はバブル崩壊後とは言え、40歳になり衰えはあったもののジーコ(鹿島アントラーズ)を始めイングランドのゲイリー・リネカー、(名古屋グランパス)ラモン・ディアス(横浜マリノス)、サルヴァトーレ・スキラッチとドゥンガ(ジュビロ磐田)、レオナルド、ジョルジーニョ(鹿島アントラーズ)などどれもワールドカップ優勝経験者が3人、準優勝経験者が1人、得点王が2名と名だたる大物が在籍していました。もちろん獲得資金は現在のタイプレミアリーグとはまったく比較ならないほどの金額です。そんな中でもやはり日本人が得点ランキングに入っていることがわかります。



ランキング上位は外国人に譲ってはいるものの得点における外国人の依存度は現在とほとんど変わりません。

タイのサッカーでは主に中盤を省略してゴール前にボールを集め得点能力の高い外国人に託すというのが未だに主流で、特に足の速い選手やフィジカルが強く、少ないタッチでゴールを量産出来る能力の高い選手が相手チームの前線へのプレッシングとか中盤でのゲームメイクやパスのつなぎと言った能力より重視されます。

日本からJの有名な選手がタイに来ても過去の実績やテクニックに関わらず重陽されないことがままありますが、このあたりにその原因があるかも知れません。事実、あるチームに居た中盤でパスセンスやドリブル能力に秀でた選手がほとんど使われず退団して行ったことがあります。つまり戦術としてそういった選手を必要としない戦術が主流のようです。

ここ数年は日本人の監督が誕生し、現在では1-3部まで合わせて4人の日本人監督が就任して戦術面での改革が期待されていますが、明確な監督のビジョンがあってもチームによってはタイ人のヘッドコーチが絶大な力を持っており、それまでのやり方を変えようとしないこと、また選手の基本戦術に対する価値観を変えるには1-2シーズンでは難しいという側面があるということです。
 Facebookとtwitter始めました。
タイフットボールチャンネル
 タイフットボールチャンネルFacebookページ   タイフットボールチャンネルtwitterページ

タイ人 日本人 Jリーグ 得点王 外国人 タイプレミアリーグ

2014年8月27日水曜日

茂庭照幸・大久保剛志が先発出場!アーミーユナイテッド×バンコクグラス(2014年8月2日、第27節)

バンコク在住の会社員によるタイ・サッカープレミアリーグの観戦レポートです。
今回はTPL(タイ・プレミアリーグ)8位のアーミーユナイテッドと25節でレポートした10位BGFC(バンコクグラスFC)の試合(2014年8月2日、第27節)です。

この試合、アーミーの船山選手は出場せず。BGFCの茂庭照幸選手と大久保剛志選手ともに先発出場、前節に首位ムアントンユナイテッドを破り4位に沈めたBGFCとBEC TEROに負けて順位を一つ下げた両リームの試合は立ち上がりから積極的な攻撃でアーミーユナイテッドが主導権を握ります。
前半9分右サイドを10番ブラジル人のボッティがドリブルで上がり、33番タナコーン選手とのパス交換で浮き球気味のボールに相手34番のDFが処理を誤り、ボッティがボールを奪ってペナルティエリア前にぽっかりと空いたスペースに進入し正面から豪快にゴール!茂庭選手がすぐに察知してカバーに入るも間に合わず。周りの選手は他の選手のマークに入っていたため完全にフリーで打たせてしまいました。
その直後の14分にまたボッティが魅せます。センターライン付近から左サイドをドリブルで一気に駆け上がった選手が出したクロスに今度はダイレクトのボレーがゴールに突き刺さります。それも左からのクロスに右足で合わせるという難しいタイミングでの美しいゴールでした。

このプレー、ボッティはボールがゴール前に流れるタイミングで走りこんで来たのですが、ニアをカバーしていた茂庭選手の後ろに
2人のDFがボー折るウォッチャーになってしまいボッティをまったくケアせず完全にフリーで打たせています。このあたりのプレーがしっかりと出来ないといけません。


その後もアーミーは何度もゴール前に攻め込み、ボッティの個人技からのシュートやミドルレンジからのシュートなどあわやというチャンスが何度もありました。BGFCは大久保選手が積極的に動き回りスペースを突く動きをしているのですが、見方の選手がそれに呼応できないという状態、大久保選手がパスを出してから早い動きで前に仕掛けて行こうという私のような素人でさえわかるようなアクションにさえまったく反応がなく、無意味な横パスを出しては単調な攻撃に終始します。これはこのチームに限ったことではなく、他のチームでもよく見かけます。 
触ってもいないのにゴール判定!
一方、バンコクグラスは中盤がもたついて決定機にまで持ち込めず。イライラが募っているのか攻撃がちぐはぐになってしまいゴールを奪えない中39分、中途半端なボールロングボールがアーミーゴール前にあげられるのですがゴールキーパーが目測を誤って味方選手と接触してボールを取れずそのまま前線に詰めていたBGFC20番の去年までFC岐阜にいたバージェ・イリオスキ(マケドニア)の前をかすめてそのままゴールイン!

あっけにとられるアーミーの選手と喜ぶバージェ、このゴールは実際にはオウンゴールもしくはロングボールを出した選手のゴールになるはずですが、まったく触っていなかったバージェのゴールと発表されてしまいます。

彼も触ろうと思えば触れたのでしょうが、そこまで考えていなかったのでしょう。



後半はDFラインを立て直したBGFCは大きなミスもなく、足が止まり始めた終盤には次々とゴールを狙いますが、追加点は奪えず試合終了、アーミーはバンコクユナイテッドを抜いて7位に浮上、バンコクグラスはラチャーブリと入れ替わって11位に下がりました。
この試合BGFCはいい展開の場面でのミスやラストバスが繋がらないなど最後の一手が決まらないという状況で大久保選手は左サイドを中心にDFライン付近から最前線まで動き回りますがボールタッチも少なく今日は見せ場もなくゴールを見ることはできず。

チームとしては茂庭選手を中心に後半ディフェンスを崩されることもなく安定していただけに前半の2失点が悔やまれところですが、調子は悪くなさそうなので今後の活躍に期待します。

(今回茂庭選手の写真がまったく撮れませんでした。楽しみにしていた方々、申し訳ありません!!)

 Facebookとtwitter始めました。
タイフットボールチャンネル
 タイフットボールチャンネルFacebookページ   タイフットボールチャンネルtwitterページ




茂庭照幸 大久保剛志 バンコクグラス アーミーユナイテッド

2014年8月18日月曜日

杉本恵太選手、小川圭祐選手が出場!エアポートセントラル×チェンライユナイテッド 観戦レポート(2014年・第27節)

バンコク在住の会社員によるタイ・サッカープレミアリーグの観戦レポートです。
今回、24節と同じエアフォース・セントラルFCと、23節でレポートしたチェンライ・ユナイテッドの試合(201482日、第27)です。

チェンライ・ユナイテッドは現在リーグ4位で、3位ムアントン・ユナイテッドとは勝ち点差8と、今後の戦いが期待されます。

このチームにはシーズン直前に収入した日本人GM(ジェネラルマネージャー)の鈴木氏がおり、今日もスタンドで観戦されていました。チェンライ・ユナイテッドには現在選手スタッフ合わせて5人がおり、チョンブリFCに次いで多い規模となります。

この日の先発は
杉本恵太選手のみで、ディビジョン2(3部)リーグからレンタル移籍中の小川圭祐選手はベンチスタート、村上一樹選手は今回も帯同していませんでした。鈴木氏によると次節くらいには出場できると言うことです。

前半(杉本選手が先発、エアフォースが先制)




試合開始直後
3分、早速チェンライが速攻からクロスに14番ブラジル人のマルケスがヘッドで合わせてゴールかと思われたのですが、オフサイドでノーゴールの判定。

その直後、今度は5分にほぼ同じような展開でエアフォースがカウンターから左サイドの20番のトッサポンのクロスにチェンライの最終ラインギリギリからすごいスピードで飛び出して来た9番のハン・スーファン(韓国)がヘッドで豪快に叩き込みあっさりと得点する。


20節以降、エアフォースは調子が良く、ディフェンスラインがしっかりしており、チェンライはなかなか攻め込むチェンスが掴めません。

数少ないチャンスにもベテランGKコーシンにシュートをことごとくブロックされ、逆にチェンライは甘いパスをカットされて次々とピンチを迎えることになります。

杉本選手は右に左にサイドを変えて空いたスペースに入って行きますが、パスが通って来ないためチャンスを作れないまま前半は終了、この2試合杉本選手を見ていますが、テクニックとスピードはさすがJリーグ経験者。

後半(杉本選手に代わって、小川選手が出場)


後半早々、流れを変えるためか杉本選手に変えて小川選手が投入され同点を狙いに行き徐々に押し込んで行きますが、今日はGKの調子がいいためどうしてもゴールを割ることができず、そのままずるずるエアフォースのペースで試合が進んで行きます。


時間が無くなって行く中、ゴール前で自由にプレーをさせてもらえないことに選手のフラストレーションも溜まって来たのか84分、9番のチョクラップが相手DFを引き倒した上に相手選手にボールをぶつけたことにより2枚目のイエローカードで退場、1点リードされた状態でチェンライは1人少ない状況で戦うハメになります。

チェンライは、10人になりながらも86分にはFKから22番ピチットポーンが強烈なミドルを放つなどセットプレーから仕掛けますがGKコーシンの壁は堅くタイムアップ、下位のエアフォースに痛い敗戦となってしまいました。チェンライのシステムも選手の出来もさほど悪い感じは無いように感じましたが、タイの北部からアウェイの試合に来るハンディも少しはあったかもしれません。

順位は5位のスパンブリーがブリーラムに4-0で負けたため日曜日の試合で6位のシンタールタが勝っても得失点差で順位の変動は無いはずですが、上位との差が開かないよう村上選手復帰して杉本選手が本来のプレーをし小川選手がチームにフィットすれば不動の上位3チームを脅かすことに期待しましょう。

 Facebookとtwitter始めました。
タイフットボールチャンネル
 タイフットボールチャンネルFacebookページ   タイフットボールチャンネルtwitterページ
杉本恵太 小川圭祐 村上一樹 エアフォースFC チェンライ・ユナイテッド

2014年8月15日金曜日

タイプレミアリーグ サムットソンクラームFC×ブリーラム・ユナイテッド 観戦レポート(2014年・第26節)

バンコク在住の会社員KJさんのタイ・サッカープレミアリーグの観戦レポートです。
今回はタイプレミアリーグ(TPL20位のサムットソンクラームFCと首位ブリーラム・ユナイテッドの試合(2014727日(日)第26節)です。

今回初めてブリーラムの試合をレポートしますが、ブリーラムについてはいずれ詳しくチーム紹介をしたいと思います。とにかく東南アジア屈指のビッグクラブで資金は豊富、近年TPL(タイプレミアリーグにおいてもっとも成功したクラブです。

ホームスタジアムを使えないサムットソンクラームは今回アーミースタジアムでブリーラムとの対戦です。

サムットソンクラーム

サムットソンクラームには加藤友介選手がおり、昨年はD1(ディビジョン1=タイ2部)リーグナコーンラチャシマーFC15ゴールを上げ得点ランキング7位と大健闘、TPL(タイ・プレミアリーグ)での活躍が期待されています。

ただここまで監督の方針で出場機会が少なかったのですが、前節にソムチャイ監督が辞任し、この試合からは外国人監督を起用して挽回を図るべく加藤友介選手が先発に選ばれており観戦にも気合が入ります。

ブリーラムユナイテッド

一方ブリーラムはシーズン始めにはACLの過密日程により調子を落としていましたが、5月に入ってからは引き分けを挟んで負け無しの状態が続いており、ついに前節にムアントン・ユナイテッドから首位を奪取しました。




ブリーラムは3バックで守備の要CBの27番アンドレはカップ戦で鼻骨を骨折したため、ガードマスクを装着して出場です。


前半(GKワッチャラが、スーパーセーブ連発)

サムットソンクラームは4バックでの布陣、試合開始3分にドリブルでペナルティエリアに進入した17番アナウィンが倒れ、ブリーラムにPKが与えられます。この時私は双眼鏡で見ておりましたがあれはDFの正当なチャージでファールでは無いように見えました。これは特に意図的な判定ではなかったようです。

PKは10番でエースのジャクラパンが一度は決めたのですが、蹴る動作を途中で完全に止めてしまったため(PKでは蹴るために動き出してから止まってはいけないというルールがあります)やり直しで右に大きく外してしまいます。




今日のサムットソンクラームは最下位というのが嘘のような戦いぶりで、特に前半は王者ブリーラムに対して中盤では試合を支配されるものの、相手のミスにも助けられてサイド攻撃を中心に互角以上の戦いを見せてくれます。
それに対しブリーラムは14分にキャプテンの8番スチャオ、21分には7番のスペイン人カルメロがそれぞれ強烈なミドルシュートでゴール枠内を捉えますが、GKワッチャラが懸命のセービングで得点を許しません。
とにかく今日のワッチャラには何かが取り付いたようなスーパーセーブの連続でブリーラムの選手が放つゴール枠内へのシュートをことごとく止めてしまいます。


さらに攻撃は続き32分には左サイドからのFKに再度カルメロがヘッドで合わせますがバーの上を越えるなどゴールを割ることが出来ないまま前半は終了。今日は不調だったのか27分にはあまりボールに絡めなかった10番ジャクラパンがOUT、34番ニティポーンに交替します。

後半

サイドが変わりサムットソンクラームもうまくスペースを作り、開いたサイドにボールを出しゴールを狙いますがこちらもブリーラムのシワラックがセーブします。

ブリーラムは前半よりも最終ラインを上げて攻撃に厚みをつけ
60分に17番アナウィンが右サイドからドリブルで突破しセンタリングしたボールをゴール前でうまくマークを交わしながらカルメロがヘッドで押し込みついに先制点をあげます。

その後もブラジル人の
11番ルシオスピードを生かしたゴールエリアへの侵入や、アナウィンの豪快なミドルがポストを叩くなど再三の見せ場はあったものの、いつもとは違うサムットソンクラームの固い守りに阻まれ逆に終了間際にはFKを与えてしまいますが、ゴールはならずホィッスル!
0
1でブリーラムが勝利!

試合を振り返って

監督が替わり、まるで別のチームになったかのようなサムットソンクラームの選手は特に前半、いい気分でサッカーが出来たはずです。相手がブリーラムとはいえ、采配と選手の動きしだいではそれなりの試合が出来るということです。逆にブリーラムにはかなりストレスの溜まる試合だったはずです。
これでブリーラムは勝ち点3で首位キープ、チョンブリはチェンライと引き分けて勝ち点51(2位)、BEC TEROがアーミーに2-1で勝ったため勝ち点+3で51(勝利数の違いで3位)、ムアントンはバンコクグラスに負けたため勝ち点50のまま(4位)と優勝の行方はまったくわかりません。

ますます目が離せない試合が続きます!

動画:試合前の様子、国王賛歌



Facebookとtwitter始めました。
タイフットボールチャンネル
 タイフットボールチャンネルFacebookページ   タイフットボールチャンネルtwitterページ

ブリーラムユナイテッド サムットソンクラーム タイプレミアリーグ

2014年8月9日土曜日

橋本卓選手が1ゴール!TTMカスタムズ vs バンコクFC戦 観戦レポート(2014年・D1第23節)

バンコク在住の会社による観戦リポート、今回は初めてのDivision1(タイの2部リーグ、以下D1)の試合です。

TTMカスタムズFC×バンコクFC(2014年7月26日、第23節)の試合です。

(17番山内選手と橋本選手のマッチアップ、左側は黒部選手)
この試合のホームチームであるTTMカスタムズには、京都サンガを始めセレッソ大阪や浦和レッズでプレーしたベテランの黒部光昭選手、FC岐阜から移籍した杉本裕之選手、ロアッソ熊本から移籍の山内祐一選手の3人がプレーしています。

スタジアムはスワンナブーム国際空港のすぐ東に位置するラックラバン54スタジアム(Lad Krabang54 Stadium)で、アクセスはあまり良いとは言えない場所にあり、今日の観客は目算で600~800人と言ったところか?D1の集客としては少ない感じです。
対するバンコクFCは、オーソットスパーサラブリーから橋本卓選手を、シーズン途中からアーミーユナイテッドの能登正人選手を獲得してTPL昇格を目指しています。(能登選手は残念ながらこの日はベンチ入りしていませんでした。)


バンコクのFCの橋本選手は中盤の選手ですが、テクニックもあり得点も狙えるプレーヤーだと聞いていましたが、しっかりチームの中心的な存在として機能しています。

さすがにバンコクFCはリーグ上位につけているだけあり得点ランキング再三ゴール前までボールを持ち込んで決定機を作ります。TTMは山内選手が右サイドからドリブルで仕掛けるなど速い動きで攻撃参加、杉本選手は左サイドに展開、黒部選手は主に中央ですが、最前線から最終ラインまでしっかりケアしていました。

両チーム合わせて4人の日本人が出場、TTMの日本人は3人ともFWの選手ですが、持ち味はそれぞれ違うようです。


前半(バンコクFCが先制、その後、激しい雨)

36分、右サイドの選手が速いドリブルで仕掛けたところを倒してしまいFKを得ます。

左足で蹴られたFKは、ゴール前に競っていたバンコクFCの34番CHAYWATから左サイドに詰めていたコートジボワールのDiarra Maliに渡り低い位置から頭で倒れこみながら押し込みます。

その後もバンコクFCは速い展開でボールを前線に出し追加点を狙う展開になりますが、前半終了間際から激しい雨が降り出しお互いボールを上手く繋げないまま前半は終了。

(山内祐一選手)

後半(豪雨、橋本卓選手がミドルシュートで追加点)

後半も豪雨の中、開始早々の49分に、バンコクFCコーナーキックがゴール前に上がりGKがパンチングでペナルティエリアの外にはじいたところを下がり気味の位置に居た橋本卓選手が豪快なミドルシュートをゴール右隅に叩き込みます。


このシュートは本当に見事でスタンドからこの日一番の歓声があがり選手も観客の前まで行って橋本選手を称えていました。

雨も止まず、このままバンコクFCのペースで試合が進むかと思っていたのですが、この後TTMカスタムズの反撃が始まります。

59分右サイド15番Anusorn(Anusroon)から山内選手へのパスが渡りそのまま中央にいる20番Nirut(Niroot)へ、それを倒れこみながらバウンドに上手くタイミングを合わせたノートラップのシュートは勢いこそないものの上手くGKのタイミングを外してゴール、距離は25mくらいあったでしょうか?非常にテクニカルなシュートでした。

70分くらいからはそれまでの豪雨がうそのようにあがりバンコクFCは何度もチャンスを迎えますが、TTM GKのTanasanの活躍もあり追加点は許さず。

試合終了間際の89分、バンコクFCのDFがファールを取られやや右側からのFKを1点目を決めたNirut(Niroot)が低い軌道でゴール右隅にゴール、終了間際にとうとう同点に追いつき試合は終了。
(杉本裕之選手)

大雨でピッチコンディションが悪い中、貴重な勝ち点1をもぎ取りましたが黒部選手をはじめ皆引き分けでは納得がいかないという表情でピッチをあとにしました。

今日は90分を通して、ややバンコクFCが有利に試合を進めていましたが、順位ほどの力の差は無いように感じました。

選手ではTTMで途中出場ながら2点を取った20番Nirut選手はMVP級の活躍でそのプレーは光るものがあり、年齢など詳しい情報は無いのですが、次回は日本人選手とともに注目してみようと思います。


Facebookとtwitter始めました。
タイフットボールチャンネル
 タイフットボールチャンネルFacebookページ   タイフットボールチャンネルtwitterページ

能登正人 橋本卓 黒部光昭 杉本裕之 山内祐一