バンコク在住の会社員によるタイ・サッカープレミアリーグの観戦レポートです。
今回、24節と同じエアフォース・セントラルFCと、23節でレポートしたチェンライ・ユナイテッドの試合(2014年8月2日、第27節)です。
チェンライ・ユナイテッドは現在リーグ4位で、3位ムアントン・ユナイテッドとは勝ち点差8と、今後の戦いが期待されます。このチームにはシーズン直前に収入した日本人GM(ジェネラルマネージャー)の鈴木氏がおり、今日もスタンドで観戦されていました。チェンライ・ユナイテッドには現在選手スタッフ合わせて5人がおり、チョンブリFCに次いで多い規模となります。
この日の先発は杉本恵太選手のみで、ディビジョン2(3部)リーグからレンタル移籍中の小川圭祐選手はベンチスタート、村上一樹選手は今回も帯同していませんでした。鈴木氏によると次節くらいには出場できると言うことです。
その直後、今度は5分にほぼ同じような展開でエアフォースがカウンターから左サイドの20番のトッサポンのクロスにチェンライの最終ラインギリギリからすごいスピードで飛び出して来た9番のハン・スーファン(韓国)がヘッドで豪快に叩き込みあっさりと得点する。
20節以降、エアフォースは調子が良く、ディフェンスラインがしっかりしており、チェンライはなかなか攻め込むチェンスが掴めません。
数少ないチャンスにもベテランGKコーシンにシュートをことごとくブロックされ、逆にチェンライは甘いパスをカットされて次々とピンチを迎えることになります。
杉本選手は右に左にサイドを変えて空いたスペースに入って行きますが、パスが通って来ないためチャンスを作れないまま前半は終了、この2試合杉本選手を見ていますが、テクニックとスピードはさすがJリーグ経験者。
後半(杉本選手に代わって、小川選手が出場)
後半早々、流れを変えるためか杉本選手に変えて小川選手が投入され同点を狙いに行き徐々に押し込んで行きますが、今日はGKの調子がいいためどうしてもゴールを割ることができず、そのままずるずるエアフォースのペースで試合が進んで行きます。
時間が無くなって行く中、ゴール前で自由にプレーをさせてもらえないことに選手のフラストレーションも溜まって来たのか84分、9番のチョクラップが相手DFを引き倒した上に相手選手にボールをぶつけたことにより2枚目のイエローカードで退場、1点リードされた状態でチェンライは1人少ない状況で戦うハメになります。
チェンライは、10人になりながらも86分にはFKから22番ピチットポーンが強烈なミドルを放つなどセットプレーから仕掛けますがGKコーシンの壁は堅くタイムアップ、下位のエアフォースに痛い敗戦となってしまいました。チェンライのシステムも選手の出来もさほど悪い感じは無いように感じましたが、タイの北部からアウェイの試合に来るハンディも少しはあったかもしれません。
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